お客様の声に支えられてます!初めての通販事務員どたばた奮戦記
正直言って、最初は結構気楽に構えていたんです。
だって『うちの餃子を通販で売ろう』ってサイトを立ち上げて、実際の放送に至る迄、せっかく覚えた事を忘れてしまう位、間があいてしまった事もあり、緊張感保てって言う方が無理・・・。
10月18日に放送された夜は、今夜が勝負だ!と覚悟を決めて事務所に泊まる仕度して家を出たんですけど、まさか翌々日の夜中迄帰れないなんて・・・思いもしませんでした。
え?そんなに反響が凄かったのかって?
おかげさまで、それもそうだったんですけど、何しろ、皮から手作りですから、一日にそんなに沢山の餃子は出来上がりません。
作り置きなんてしたら、それこそ味に保障ができなくなっちゃいますし、今のところ、明日送る品物を作るだけで精一杯で、皆様のお手元には、新鮮な冷凍餃子をお届けしております。
その作った品物がなければ、私は発送の準備にかかれないわけで、注文のご予約だけキチンと受けておけば、私の仕事としては良いはずでした。
放送当日の夜から朝の一便を出す迄には、順調に『本日発送準備が出来る品数』は捌け、明るくなってからは嬉しい電話が鳴り止まず、ファックスも流れ続けましたが、あれやこれやのてんてこ舞いも夕方には、なんとか流れが出来てきて、
『しょうがないから、今日もう一日泊まるか』
なんて遅く迄作業していたんですよね。
ところがっ・・・その夜の事でした。
なんと、頼みのパソコンが壊れてしまったのです・・・。
無事、ご注文に至ったお客様のデータは助かったのですが、ご予約いただいたメールの一部がパソコンの中のみで・・・。
この場を借りてになりますが、ほんとに、その節は、せっかく早々のご予約をいただいたにも関わらず、申し訳ない事になったと深く反省してます。
そもそも空メールを送信して下さいとのお願いでしたし、ご丁寧にご連絡先を記していただいていても壊れたハードディスクの中にしか残っておらず、直接お詫びも申し上げられなくて、すみませんでした。
それなのに、再度こちらからの『再メール』下さいとのお願いに応えていただけたお客様には、心より感謝しております。
ありがとうございました。
けれど、私のどたばたは序の口。まだまだ拍車をかけて続くのでした・・・。
通信販売。
使う側としては、年に何度も気軽に利用してます。
24時間注文出来て、とっても便利ですよね。
今回初めて、売る側に立つ私です。
高々餃子ひとつ売る、それだけなのに、顔が見えないお客様に笑ってごまかすわけにもいかず、色々悩む日々が続きます・・・。
ファックス受注だって、初日は、そんなにファックスのご利用があるなんて思いも寄らず、実は注文用紙すら用意してなかったのです。
最初のうちは、お客様が様々な書き方で送って下さいましたので、中には、用紙中央に極太マジックで、大きく『餃子希望』とのみ・・・・・・一同大変和ませていただきました。
お支払い方法も様々で、代引き・ゆうちょ銀行・eバンク、そしてクレジット。
代引きやクレジットはいいんです。注文、即配送の手配ができますから。
でも、振込のお客様には色々ご都合があるわけで、こちらもすぐに送る手配にすすめません。
慣れない時は、そんなところから躓いちゃうわけです。
『どうして振り込んでいただけないのかしら?』
『もしかして、振込先のメールとか届いていないの?』
『だけど、ほら申し込んだのが木曜夜でも、金曜に忘れちゃうと土日振り込めないから翌週になっちゃうじゃん』
・・・自問自答。
そんな時、注文時の質問欄に
『とんねるずのテレビを拝見して、是非是非そちらの餃子を食べさせて頂きたいと思い注文させて頂きます。
セット数は少ないですが、また年末に嫁の実家に帰る時お願いしたいと思いますので宜しくお願いします。』
『TVで拝見してぜひ食べてみたいと思いました。楽しみにしています。』
などとご記入いただき、疑心暗鬼になりそうな心が、一気に晴れ渡るのを感じてしまいます。
当初、ご賞味期限の事もあり、2セット迄しか箱を用意しておらず、それでも一度に沢山のご注文が続きました。
『「食わず嫌い」であまりにおいしそうに食べる様子を見て、友人にも声をかけてしまい、たくさんの注文になってしまいます。すみません。一度に2個以上、注文できるとありがたいです。』
と、わざわざ何度にも分けてご注文下さる方もいらっしゃいました。
こちらも、送料が変わらない分に関しては、ひとくくりにしたり、早々に対応させていただいておりましたが、これからも、そういったお声にお応えしたいと、6セット迄の注文を可能とさせていただきました。
『何か他に商品はありますか?』
『他の商品のパンフレットがあればお願いします』
というお声には、店主も張り切って考えておりますので、今暫くお待ちください。
通信販売というのは、お客様のお顔が見えないというところから、私の中で、どこかもう少し温度が低いものと思い込んでいたのかもしれません。
けれど、色々なやりとりが必要になった時、お客様からのメールに、こちらの心が温かくなるのを感じます。
『商品届きました。希望に副って頂き、ありがとうございました。美味しく頂きました。また注文させて頂きますので、その際は宜しくお願いいたします。』
『今朝8時45分、届きました。早速お昼に頂きました。野菜たっぷりの柔らかい餃子、美味しかったです。妹も、フワッフワッな餃子だったと言ってたし、テレビの中の人たちが、50個いると言ってた気持ちも、わかりました。名古屋と東京の祖母にも、食べさせたいので、また注文させていただきます。今回はご馳走様でした。』
こんなお声は、私の胸だけに留めているのはもったいないです。
こちらこそ、ありがとうございました!
最初のうちは、ホントに色々な失敗をしました。
それは、お客様の指定があるのに、先走って送ってしまったり、その日には届かなかったり・・・
『発送して頂いた分、ありがとうございます。昨日、受け取りました。でも、私たちは、平日に食べれる日がなくて、長野県に住む妹に送りました。申し訳ありません。10月4日土曜日午前着でお願いします。もしまた都合が悪くなったら、連絡下さい。とんねるずのテレビを見て知り、今度食べれる日を楽しみにしています。』
『29日月曜日は、出張で受け取れないです。10月4日土曜日、午前中の受け取りにして下さい。今夜、食べれると思ったのに残念。また楽しみに待っています。よろしくお願いします。』
・・・反対にお客様からお気遣い戴いていて、恐縮してます。
『ご馳走様でした!とっても美味しかったです。』
『本日、餃子届きました。ありがとうございました。』
と、わざわざ嬉しいご連絡をいただき、本当にありがとうございます。
またのご注文を戴ける様、北京一同、益々頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します!